選手やセレブの慈善活動

スポーツ選手の慈善活動

福岡ソフトバンクホークス和田毅投手は、ポリオワクチンを送るボランティアをしています。一球投げるごとに10本のワクチン、勝利投手になったら20本、完投勝利したら30本、完封を達成したら40本、さらにチームの優勝や個人タイトルを獲得したら、ワクチンの数を増やすという「僕のルール」を決めて、継続したボランティアを続けています。

同じくソフトバンクホークスの松中信彦選手は、2009年シーズンから、「ホームラン1本につき1,000本のマングローブの苗木代相当を寄付」という「松中信彦ホームラン・マングローブチャリティ」をしています。松中選手がこのチャリティを思い立ったきっかけのコメントがあります。『かねてから社会貢献活動の方法を考えていましたが、息子が「熱帯の森が減少しており、えさ不足に陥った象がヒトを襲うことがある」というTV番組でショックを受け、彼なりに環境について考えている様子を見て、マングローブの植樹を思い立ちました。今まで以上に、気合を入れて打席に立ちたいと思います。』と言っています。チャリティーを通して、自分自身のモチベーションも上がていくというのは、スポーツマンらしいと思います。阪神の赤星選手は現役時代の2003年から毎年その年に記録した盗塁数と同じ数の車椅子を養護施設や病院に寄贈するとともに、選手会長就任後は甲子園球場の車椅子観戦エリア拡大に向けた働きかけも行っていました。赤星選手は、プロ野球選手になるという長年の夢をかなえたことで「夢はもう何もないが、夢を達成できたからこそ、今度は人に夢を与え続けなければない」と語っています。子どもたちに夢を与える職業の人達がこうして、ボランティア活動をしているのは日本の将来にとって、とても有益なことではないでしょうか。

日本のスポーツ選手もたくさんの慈善活動をしていますが、スポーツ選手の慈善活動の先進国はアメリカだといえるでしょう。MLB、NFL、NBA、NHLなどの4大プロスポーツのトップ選手は慈善活動をするのが当たり前と社会的に受け止められているので、昔から多くの選手が寄付や社会貢献活動を行ってきていました。どうして、熱心に社会貢献するの?!という問いによく言われるのが、税金対策だから。とも言われます。トップクラスのプロスポーツ選手はものすごい金額の報酬を得ます。契約金はもちろん、広告やタイアップとスポーツ以外からもたくさんの報酬を得ることが出来ます。その分、取られる税金もすごい金額です。何に使われるか分からない税金に取られるよりも、一定額が免税になる寄付をした方がいい。という理由も立派な一つの理由になると思います。そして、寄付を受けた側は寄付をした選手のファンにもなるでしょうし、選手のイメージアップにもつながります。しかし、それだけではないと思います。スポーツ自体は、人間が生きるために必要な衣食住とは全く関係ないものです。いわば生産性がないともいえると思います。

しかしスポーツ選手が一生懸命プレーする姿は、人びとに勇気と元気を与えてくれます。闘病中の子どもが、楽しみにしているのがスポーツ観戦だったりするのもその理由です。また子供たちが将来こんな選手になりたい!と思われるような選手になること。それはまさにスポーツ選手が存在する意義の1つではないでしょうか。元気を与える存在ということだけで、社会貢献に繋がっていると思います。元気をもらえる。勇気がわく。そんな存在でもあるスポーツ選手は、また応援している人からもエールを貰っているのだと思います。ベイブルースの有名なエピソードで、1926年のワールドシリーズ期間中に瀕死の重傷を負った少年「ジョニー」と2本のホームランを打つ約束をし、それを上回る3本のホームランを打って少年を喜ばせ、その結果、少年が奇跡的に回復したというものがあります。ベイブルースは「ジョニー」と約束にしたことにより、ベイブルースのモチベーションも上がり集中力も高まったのではないでしょうか。そして、ベイブルースは1936年に最初の野球殿堂入りを果たし、引退後ベーブルース財団を設立します。引退後は恵まれない子供達への福祉事業に打ち込みました。

ボランティアのすすめ

海外のセレブビリティとよばれる有名で著名な人達は慈善活動にもとっても熱心に取り組んでいます。

松井をはじめ、有名スポーツ選手等の慈善活動に触れました。観覧者に夢を与え、人々のタメになる活動もできるスポーツ選手は素晴らしいですね!ちなみに海外ではセレブ達の慈善活動が広く行われています。その筆頭となるのがカーネギーホールで有名なアンドリュー・カーネギーです。カーネギーは立志伝中の人物で、スコットランド生まれでアメリカの実業家です。崩れ行く橋を見て着想を得たことにより、カーネギー鉄鋼会社を創業、それは大成功を収めて「鋼鉄王」とも言われています。33歳(1868年)のとき、カーネギーは「蓄財は偶像崇拝の悪い種の一つだ。金銭崇拝ほど品位を低下させる偶像はない」と書き残しています。そして同じ文章の中で、自分の品位を落とさないために35歳で引退してその後は慈善活動を行うと記し「金持ちとして死ぬことほど不名誉なことはない」とも書いています。実際にカーネギーが最初に慈善活動を行ったのは1881年のことで、故郷ダンファームリンでの図書館建設でした。彼の哲学は、死の間際にやむなく行う遺贈ではなく、生存中に活用先への責任を持ちながら行った、スタンフォード大学の創設者スタンフォードのような例を模範として実践していました。そして、カーネギー自信の著書『富の福音』のなかで、「裕福な人はその富を浪費するよりも、社会がより豊かになるために使うべきだ。」と述べています。その慈善活動も無条件に貧しいものへ与えることを有害としており、努力する者を支援するために富が使用されるよう寄付する者が責任を持つべきだとしています。

そして、世界で最も影響力があるNGOの1つである「ロックフェラー財団」こちらの財団は慈善団体ランキングでは世界最大規模でもあります。ロックフェラー財団は、石油王となった大富豪のジョン・ロックフェラーは、アンドリュー・カーネギーの著書に影響され、フィランソロピー(篤志家)を始めました。活動目的として「人類の福祉の増進、教育」を挙げて1913年設立されました。

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